2011年5月24日火曜日

制約条件としての社会的責任

 帝国データバンクは23日、2010年度に法令・倫理順守体制に問題を抱えて倒産した企業数が、09年度比22.3%増の115社だったと発表した。負債総額は09年度の約6倍となる計2兆6267億円。武富士(負債1兆4949億円)などの大型倒産が総額を押し上げた。



 調査は負債1億円以上の倒産のうち、法律違反などの問題事例を集計した。負債最大の武富士は過剰融資による過払い金返済が負担となり、昨年9月に会社更生法の適用を申請。06年の同種の調査開始以来、最大の負債額だった。
 
 
 
これはヤフー・ニュースからの転載です。
 
コンプライアンスに注目が集まりだしたのは90年代になってからです。
 
それが2000年代になると非常に目立つようになってきました。
 
それがさらに加速してきたと考えられるニュースです。
 
ドラッカーは8つの目標の一つに社会的責任をあげていました。
 
今にしてみるとドラッカーの鋭い観察眼には改めて驚かされます。
 
 
私は8つの目標のうち、社会的責任必要利益の二つを制約条件として理解しています。
 
このニュースからすると社会的責任については年々タイトな制約条件になっていると考えなければならなさそうです。
 
 
(浅沼 宏和)