2010年2月25日木曜日

書評 「社長の教科書」②

小宮一慶氏の「社長の教科書」解説の二回目です。 

・小さな行動を徹底する

当社の環境整備「2S直角平行活動」にも通じる原則です。

小宮氏はそのために「型」から入ることが有効であると主張します。

剣道や空手、茶道や華道など「○○道」とつくものがすべて型から入ることにヒントを得たのだそうです。

われわれ凡人は同じ行動を何度も繰り返すことによって意識や思想が高まるものであり、同じだけのものを身につけるには、同じ行動をとにかく何千回、何万回も繰り返さねばならない、というわけです。

私は「外部に与える印象」がビジネスにおいて非常に重要であると考えています。ですから、社員の身なり、話し方、しぐさ等も本来コントロールされるべきなのです。

しかし、これは難易度が高いと思います。

それに比べれば環境整備は簡単です。シャイで無口な人間でも簡単にでき、一目でやる気やモラルを伝えることができます。

まず環境整備ののちに礼儀等の印象管理に進むとやりやすいのではないかと思います。

・小さな行動をやらせるためには自分が先頭に立つこと。まずリーダーが自分でやり、次にやらせること。やらない部下にはやるようにいわなければならない。

小宮氏はリーダーが目先の甘いことをいうような組織はいずれダメになるといいます。リーダーは中長期的にみんなを幸せにしてあげられるかが問題であり、そのために今日の厳しさが必要になるといいます。


(つづく)