2010年1月23日土曜日

ミッションステートメントの事例-アンハイザー・ブッシュ社

アンハイザー・ブッシュ社は、バドワイザーで有名な世界第三位のビールメーカーです。


≪ビジョン≫
われわれの製品、サービス、結びつきを通じて、われわれは生活に楽しさを加えてゆきます。

≪ミッション≫
・世界的なビール会社であること
・世界中の観客を豊かにし、楽しませること
・ステークホルダー(株主、社員、取引先などの利害関係者のこと)により多くの利益を届けること

≪バリュー≫
・われわれの行うことすべてにおける品質
・顧客の期待を超える
・われわれのすべての関係、結びつきにおける信頼、尊敬、誠実さ
・継続的改善、イノベーション、変化
・チームワークとオープンで正直なコミュニケーション
・会社の成功に貢献することへの各社員の責任
・安全で生産的で価値ある職場環境
・高いパフォーマンスを生み出す多様なチームを作ること
・われわれの商品の信頼できる消費を促進すること
・環境を育成・保護し、われわれがビジネスを行うコミュニティを支援すること

≪会社の説明≫
ミズーリ州セントルイスに本拠を置くアンハイザー・ブッシュ社は、米国のビール市場の50%を占めるリーディング酒造メーカーです。‥‥‥

バリューの内容の具体性が高いミッションステートメントですね。
これならば社員が何をするべきなのかがかなりわかりやすいと思います。

「会社の成功への各社員の貢献の責任‥」の部分は極めてドラッカー的であると思います。

ミッションステートメントというものは、実際にそれに基づいて行動しなければ全く意味がありません。

組織は同じ価値観を持って仕事をしていかなければ大きな価値を生むことはできないことは直感的にわかると思います。

たとえば、「成果」という言葉一つとってみても会社の考え方は違うわけです。

目指すべきものを明確にすることは会社発展の大前提であると思います。