2010年5月15日土曜日

「整理」について考える③

福島氏も成果のための整理という考え方を持っています。 

TMAの2S直角平行の意味は

整理=いらないものを徹底して捨てる
清掃=よごれ・ホコリを隅々まで取る
直角平行=見えるものをすべてそろえる

なのですが、オフィスでは特に最後の直角平行がポイントです。

直角平行になっていれば美観が優れているだけではなく、「触った」という事実が見える化されているわけです。

「触った」ということはチェックしたということです。直角平行状態が保たれているならば、業務がコントロールされているということになるわけです。

これが最大限の成果を上げるための環境整備の在り方であると考えます。

福島氏の整理の考え方と私の整理の考え方は非常に似ていると思います。

福島氏も「前よりも良くなればそれでよい」と書いていますが、私もセミナーなどでそのようにいっています。スパイラルアップの考え方です。

福島氏の本にはこうした原則的な考え方とは別にテクニック的なこともたくさん書いてあります。

たとえば

・取りだしたいものを目立たせる
・いっぱいになったら取捨選択してストックする
・アクセスの多いものほど手の届く範囲に置く
・横にしないで立てておく
・一目でわかるように色を使う
・見える化する(透明で中身の見るようにする)
・同じことに使うものをまとめておく
・仕事道具は厳選して使う

といった感じです。

具体的テクニックについても原則的な考え方のもとに各事業所ごとに決めていけばよいでしょう。