2010年5月9日日曜日

仕事と付加価値

ユニクロ柳井氏の仕事観と小宮一慶氏の仕事観は似ています。

どちらもドラッカー信奉者であるので当たり前といえば当たり前ですが。

柳井氏は知識労働者を非常に重視する経営者です。

柳井氏流の表現ですと「自営業の意識」で働く店長が知識労働者なのだそうです。

つまり最終責任を自分が負っていることの自覚を持ち働く人のことです。

小宮氏は仕事と作業についての違いは「やる気」の違いと言っています。

私はそれについて高付加価値が仕事、低付加価値が作業であるといいかえました。
さらに別の言い方ですと、その人にしかできないものが仕事、誰にでもできるのが作業です。

たとえば町のうどん屋さんの中には10人以上のお客さんの注文を耳で聞くだけで覚えこんで、全く間違いのない女性がいたりします。あまりの神業ぶりにTV番組で取り上げられたりします。
この人は「仕事」をしているわけです。

小さなうどん屋の注文取りというありふれた業務であっても抜きんでることが可能であるというわけです。

どんな小さな役割であっても「仕事」になる可能性があると思います。