2010年5月14日金曜日

「整理」について考える②

「 ‥なぜ整理というのができないかというと、第一に時間をかけることに見合った価値が出ないと考えるからでしょう。」

ごもっともです。私も中小企業のオフィスエリアの環境整備は最大成果をあげるために行われるべきと考えます。

「 ‥きちんと片づけられていることが、整理なのではなく、きちんと仕事ができるように整っている。そこには理といいますか、考えが一本きちんと通っていることが大切だということです。 」

前にこのブログで佐藤可士和氏のサムライオフィスと㈱武蔵野のオフィスは対極にあると書きました。

徹底してモノがないサムライオフィスを安易にマネをしてはいけないとも指摘しました。

それはオフィス環境は最大成果のために環境を整えるべきであるからです。そのために通すべき一本の筋とは経営方針・事業方針というべきものでしょう。

「 ‥結論を言うと、整理の効果に見合う時間をどうかけるかということです。いや、整理の効果に見合わない時間をかけてはならないということです。 」

これはドラッカー経営におけるコスト管理の要諦である費用対効果ないしは対業績比の視点です。

時間と効果のバランスを絶妙にすることこそ「絶妙な整理」であると考えます。