2011年10月14日金曜日

続・『経営者の条件』④ ゲリラ戦では

第1章です。


・知力や想像力や知識は、あくまでも基礎的な資質である。それらの資質を結果に結びつけるには、成果をあげるための能力が必要である。

この原語は次の通りです。

Intelligence, imagination, and knowledge are essential resources, but only effectiveness converts them into results.

私なら、

知性、想像力、知識は基礎的な資質であるが、唯一、実践だけがそれらを成果に変える

とします。


・知識労働者は自らをマネジメントしなければならない。



次はゲリラ戦についての部分です。

・実際にどうするかは状況次第である。その状況は彼らにしか判断できない。責任は私にある。だが、どうするかを決められるのはその場にいる者だけだ。


原語は、

What they do depends on the situation which only they can judge. The responsibility is always mine,  but the decision lies with whoever is on the spot.

です。

私は次のように考えます。

彼らが何をするかは彼らだけしか判断できない状況に依存する。責任は私にあるが、決定はまさにその場にいる者に依存している。


ということで次のようにまとまるわけです。

・ゲリラ戦では全員がエグゼクティブである。


・知識労働は量によって規定されるものではない。コストによっても規定されるものでもない。成果によって規定されるものである。


(浅沼宏和)