2010年11月21日日曜日

書評-「成功をめざす人に知っておいてほしいこと」④

続きです。


・コミュニケーションの技術とは、人に適切に接して自分の目標の達成を手伝ってもらうと同時に、その人たちの目標達成を手伝うこと。

・あなたの目標は、自分がいつも正しいことではなく、双方が勝つようにすること。

・単に命令するのではなく、ほんの数秒間理由を説明するだけで相手の心理に天と地の違いが生じる。

・本当に重要なのは、相手の成功を手伝いたいという誠実な気持ちを強調すること。


・全体の利益とは何かを理解させる。個人の目標の一部を犠牲にしなければ全体の利益は得られない。

・職場での問題解決は、敵対的になるのではなく、状況を分析し、気がかりなので解決したいということ。


・「練習すれば完璧になる」という格言は不正確。完璧な練習によってはじめて完璧になる。

・偉人達が非凡な業績を上げたのは、運命や神の思し召しではなく、非凡な規律に従ったから。

・賞賛するなら誰でもできる。成功の秘訣はロールモデルを研究して長所を取り入れること。


・自分流を作り上げる。見習うべきロールモデルを絶えず探し求め、自分のやり方を常に改良する。

・成功に近道はない。ロールモデルを探すとき、安易な方法を使っている人を手本にしてはならない。


本書は、かなりドラッカー的な内容です。ドラッカー度80%以上ですね。

ただ、文体がスポーツで成果をあげた人特有の端的なものなので、ドラッカーに比べてかなりわかりやすい点がよいと思います。