2012年1月22日日曜日

見えてはいるが見てはいないもの

小企業の経営資源は制約されています。

ドラッカーは特に役割の組織化を行うことが大切であると言っています。

そこで、考えるべきなのは基幹活動なのだそうです。


小企業は事業目的の実現に必要な活動が何であるかを明らかにし、それを誰かに担当させることが必要となる。

さもなければ、基幹活動のいくつかが力を入れられることなく放置されたままとなる。

‥基幹活動については誰もが口にしていながら、誰も注意を払っていないことが明らかとなる。

見えてはいるが見てはいない。そうしてほおっておいている。


(「マネジメント」より)

ドラッカーは当たり前のことであるからこそ、逆にほおっておかれてしまうのだと言っています。

基幹活動は言葉で表現して担当者を決めなければ実行されません。


(浅沼 宏和)