2011年7月13日水曜日

書評-「バカになれる人はバカじゃない」②

・「一人前」が「一流」になるためにやるべきこと     

ヒトはだれでも一人前にはなれる。しかし、一人前と一流は違う。
一人前はせいぜい自分の周辺しか幸せにできない。しかし、一流は多くの人を幸せにできる。

多くの人は一人前になった時点で満足する。そして遊びや趣味に時間を取られる。
自分はこれで生きようと思ったら、一流を目指すべき。
一人前と一流の差はほんのわずか。あと一息、頑張ることを続ければ一流になれる。


・どうでもいいような小さなことにこだわれ

小さなことに気付くか気づかないかの差が大きな違いとなる。
景気が悪い時でも伸びている会社はいずれも小さなことに気付き、それをきちんと行動に移している。
誰も気にとめていないような小さなことにこだわることは世界が変わって見えるきっかけとなる。


・一日の終わりに必ず自分を振り返る

日記を書くべき。
日記は「時分はベストを尽くしているか?」を気づかせてくれる。
日記を書くと自分を振り返る習慣ができる。


・よく働いた一日はよく眠れ、よく生きた一生はよく死ねる

目の前の仕事にとことん全力を尽くす。
この当たり前のことを、とことん自問自答する。

中途半端にやっていると実力はいつまでも上がらない。
ベストを尽くさないと十分に反省もできない。ベストを尽くした人は全エネルギーを出すので、疲れてよく眠れるものだ。


・楽でない仕事を楽しくやるのが最強の働き方

仕事が好きな人は結果として良い業績をあげる。その結果、ますます仕事が好きになる。
一番いいのは楽ではない仕事を楽しくやること。
楽でない仕事をしてこそ世間は認めてくれる。その楽でない仕事を楽しくやることこそ最強の働き方だ。



(浅沼 宏和)