2011年1月6日木曜日

『経営者の条件』④

成果を上げる習慣の一つ目。時間管理の前半部分です。


・成果を上げる者は仕事からスタートせず、時間からスタートする。

・何に時間を取られているかを知り、時間を管理し、得られた時間を大きくまとめる。

・時間の記録・整理・まとめるという3段階のプロセスが成果を上げる時間管理の基本。


・時間こそが普遍的制約要因。成果の限界を規定するのは最も希少な資源である時間。


・地位が上がるほど時間が足りない。

・仕事のほとんどは大きな塊の時間が必要。細切れでは意味がない。

・人と働くときには時間が必要。数分を使うことはかえって非生産的。


・知識労働者には自らの方向付けをさせなければならない。

・成果と業績を上げるには組織全体の成果と業績に焦点を合わせる。

・組織が大きいほど人事の意思決定が頻繁に必要。


・人は常に仕事については及第点であるにすぎない。

・創造と変革には膨大な時間が必要。短時間で行えるのはすでに知っていること、既に行ったことだけ。

・知識労働者が短時間労働ですむには、既存の枠にしがみつき、創造と変革を避けることが許される場合だけ。


・まず時間を記録する必要がある。

・時間の活用と浪費の違いは成果と業績に直接現れる。


ドラッカーはヒトという経営資源は時間と知識に分解できると述べています。

時間についての徹底的な検討が成果を上げる第一歩です。


(浅沼宏和)