2011年9月15日木曜日

ドラッカーのリーダーシップ論―戦略の10原則

①明確な目標に全力で取り組む

目的が明確でなければそこにはたどり着けない。リーダーが熱心でなければメンバーから真摯な持続的な参加は期待できない。


②イニシアティブを発揮し、その状態を維持する

素晴らしいアイディアは考えただけでは意味がなく、その具体化のためのアクションが不可欠。


③資源は節約し、集中的に使う

経営資源には限度があり、あらゆる局面で優位に立つことはできない。適切な場で投入することが大切。


④戦略的なポジションに立つ

もし、実践していることが成果をあげていないなら、戦略を見直すことも必要だ。


⑤相手が想定しなかったことを行う

競争相手が予想できなかったことを実行して驚かすのは非常に効果がある。


⑥ものごとを単純化する

NASAによると各部品の信頼度が99.9%であれば、ロケット打ち上げの失敗確率は50%にもなる。
単純な戦略ほど失敗確率が低い。


⑦いくつかの代替案を準備しておく

アクションは失敗することがある。代替案が必要。


⑧目標への迂回ルートをたどってみる

凝り固まった考え方や行動にまともに逆らっても必ず抵抗にあう。戦略に迂回ルートを組み入れておくことが肝心。


⑨タイミングと順番を合わせる

正しい戦略であってもタイミングと順番を間違えると間違った戦略を実施することと変わらない。

⑩自分の成功をうまく活用する

うまくいっているときにペースダウンしないことが肝心。相手にチャンスを与えないこと。