値引きには応用バージョンがあります。「過剰サービス」という名の値引きです。
駅ビル等にはよくおしゃれなマッサージ店が入っています。
疲れたビジネスマンやOLなどでにぎわったりしています。
色々なメニューやコースがありますが、基本的には時間の長さで料金が高くなる仕組みになっています。
たとえば
10分コース 1000円
30分コース 3000円
1時間コース 5000円
といった感じです。
最初に3000円の料金を支払えば30分きっかりで終了します。3000円しか支払っていないのに「今日は暇だから1時間やって上げますよ。」ということはまずありません。
お客さんのほうも3000円しか払っていないのに1時間のサービスを期待することはありません。
しかし、ビジネスシーンでは「3000円しか支払っていないのに1時間のサービスを提供した」ということが当たり前のようにおきています。
これは「時間はコスト」という感覚が欠けているためです。マッサージの例で言うならば、1時間のサービスで2000円の値引きをしてしまうことになるわけです。
会社の業務でかける時間もマッサージ店でかける時間も同じコストであるという感覚を身につける必要があるでしょう。