仕事論3つめの要素、「強み」です。
6月27日から4日間ほど強みについて検討しましたが、それは組織の強みの話でした。
今回は、ビジネスパーソン個人についてです。
何事かを成し遂げられるのは強みによってである。
弱みによって何かを行うことはできない。
『明日を支配するもの』より
自身の強みを成果を上げるという目的に沿って使い、貢献するというのがドラッカーの考えです。
しかし、強みとは何でしょうか?
誰もが自分の強みはよくわかっていると思う。
しかし、たいていは間違っている。 わかっているのはせいぜい弱みである。
『明日を支配するもの』より
つまり、自身の強みを見つけることがとても重要になるわけです。
しかし、弱みの問題はどうなるかというと
人は組織のおかげで強みだけを活かし弱みを意味のないものにすることができる。
『経営者の条件』より
ドラッカーは現代社会は組織社会であり、また知識社会であると考えました。
こうした言葉の端々にそうした考え方がうかがわれます。