貢献の最後です。貢献が組織のコミュニケーションや能力開発の基本となります。
・貢献に焦点を合わせることで、コミュニケーション、チームワーク、自己開発、人材育成という成果を上げることができる。
・成果を上げる者は部下たちが貢献すべきことを要求する。部下たちは「自分はどんな貢献を期待されるべきか」を考える。
・果たすべき貢献を考えることで横へのコミュニケーションが可能になり、その結果チームワークが可能になる。
・もっとも複雑な組織である病院では、主治医の治療方針という総合的な行動計画にしたがって共通の目的のために多様な専門家が指揮や命令を受けることなく協力して働く。
・知識労働者は自身の知識分野に関してプロでなければならない。自身の能力や仕事に関して自らに責任があると考えなければならない。
・自己開発は貢献に焦点を合わせているかにかかっている。貢献に焦点を当てれば、部下、同僚、上司を問わず、他人の自己開発を触発する。
・知識労働者は自らに課す要求の大きさに応じて成長する。自らに少ししか求めなければ成長しない。
(浅沼宏和)