貢献の二回目です。
・貢献に焦点を合わせることは人材を育成すること。人は課された要求水準に適応する。
・成功した人はみな貢献に焦点を合わせた。失敗した人のほうがよく働いたという例は多い。しかし、彼らは自分自身に挑戦しなかった。努力の方向を変える必要に気づかなかった。
・地位が高くなれば外の世界への貢献が大きな比重を持つ。
・知識労働者は貢献に焦点を合わせることが必要。
・知識労働者が生産するのはアイディア、情報、コンセプト
・ゼネラリストの意味ある唯一の定義は「自らの知識を知識の全領域に正しく位置づけられる人」。
・対人関係の能力で良い人間関係がもてるわけではない。貢献に焦点を合わせることによってよい人間関係が持てる。
・生産的であることがよい人間関係の唯一の定義。
・仕事上の成果がなければ温かな会話や感情も無意味、貧しい人間関係を取り繕っているにすぎない。
これは一般的な常識と違うように思えますが、ここにドラッカーの成果論の本質があります。
例えば人気お笑い芸人のコンビが私生活では不仲でお互いの電話番号すら知らないことが多いといいますが、成果を上げている以上、それは「良い人間関係」なのです。
(浅沼宏和)