「経営者の条件」の要約です。
本書は万人のための帝王学の書とも呼ばれています。ビジネス書のネタ本となっている確率が最も多い本の一つです。
・成果を上げる8つの習慣
①なされるべきことを考える
②組織のことを考える
③アクションプランを作る
④意思決定を行う
⑤コミュニケーションを行う
⑥機会に焦点を合わせる
⑦会議の生産性を上げる
⑧「私は」ではなく「われわれは」と考える
・①と②で知るべきことを知り、③~⑦で成果を上げ、⑧で全員に責任をもたらす。
・①なされるべきことは常に複数あるが一つに集中する。優先順位をつけてそれを守る。
・②組織にとって良いことを考える。組織にとって良いことでなければ、いかなる関係者にとっても良い話ではない。
・③エグゼクティブとは行動する者。どんな知識も行動に転嫁しなければ無意味。
・ナポレオンはアクションプラン通りに進めて勝利したことはない。しかし彼は史上例のない緻密さでアクションプランを作っていた。アクションプランがなければすべては成り行き任せとなる。
・④意思決定には4つの要素がある。実行責任者・日程・影響を受けるため決定内容を知らされるべき人・影響を受けなくても知らされるべき人。
・⑤コミュニケーションは重要。特にアクションプランについては上司・部下・同僚に示し意見を聞く。
・⑥成果は機会から生まれる。
7つのポイント 1、予期せぬ成功・失敗 2、ギャップ 3、プロセス・製品のイノベーション 4、産業構造・市場構造の変化 5、人口構造の変化 6、考え方・価値観等の変化 7、知識・技術の変化
・⑦会議の生産性を上げる。会議の目的を決め、達成したら散会する。
・⑧トップが権威をもちうるのは、自らのニーズ・機会ではなく、組織のニーズと機会を考えるから。
・成果を上げるのは才能ではなく習慣。
・頭の良さと成果は無関係。成果は体系的作業を通じてあげる。
(浅沼宏和)