2010年12月24日金曜日

『実践する経営者』③

成長と人的資源についてです。


・中小企業が成長していくには事業にとって最も大切な活動は何かを問わねばならない。

・重要なことは人材、特に経営管理者や専門家の質を維持し、向上させ続けること。有能な人材を引き付けられなければ立ち腐れが始まる。


・ゼロ成長時にこそ仕事の内容を大きくし、挑戦し甲斐のあるものにしなければならない。特に新人の仕事は。

・成長できないのであれば事業の内容はよくしなければならない。組織には挑戦すべき目標が必要。

・10年以内に規模を倍にできないなら、資金・人・資源の生産性を倍にする目標を掲げなければならない。

・生産性の向上は常に現実的な目標であり、常に実現可能な目標である。

・軽はずみな多角化はうまくいかない。楽な商売はない。


・ゼロ成長企業の大部分は今日の平凡な事業に頼らざるを得ない。

・ゼロ成長を当然のこととしてはならない。自らの強みを問い、それを適用できる機会を問わねばならない。



・人的資源の能力を維持し、その生産性を向上させ続ける会社はやがて必ず大きな成長の機会に出会う。

・経済の推進役は急速に大企業から中堅企業・中小企業に代わりつつある。規模が大きいことの有利さはなくなった。



・あらゆる事業をイノベーション中心に組み立てなければならない。

・大企業はよりよいものになるのではなく、より独特のものにならなければならない。

・規模は機能に従う。それは適切な規模であることを意味する。