続きです。成果とコストの関係についてです。
・経営者の仕事は、昨日の現実を変化してしまった今日に押し付けることではない。新しい現実に合わせて変化させることである。
・既存のものは資源を誤って配分されている。
・業績の90%は業績上位の10%からもたらされる。コストの90%は業績を生まない90%から発生する。すなわち業績は利益と比例し、コストは作業量と比例する。
・資源と活動は業績に応じてではなく作業量に応じて割り当てられている。
・利益の流れとコストの流れは同量ではない。
・企業活動の評価と方向付けの見直しは常に行わなければならない。
・事業が最も成果を上げなければならないのは現在。
・業績のカギは集中。
・業績を上げるには大きな利益を生む少数の製品ライン、サービス、顧客、市場、流通チャネル、用途に集中しなければならない。
・業績を上げるにはわずかな能率向上が大きく業績を改善する分野に仕事と労力を集中しなければならない。
・人材は少数の大きな機会に集中しなければならない。
・意見対立は重要。
・市場と流通チャネルは業績をもたらす領域として製品よりも重要なことがある。製品は会計上は事業の一部だが、市場と流通チャネルは経済上でのみ事業の一部である。
・流通チャネルは製品に適合すると同時に、市場・顧客・最終用途に適合しなければならない。
・利益は売り上げに比例し、そのほとんどはわずかな種類の商品、市場、顧客によってもたらされる。
・コストは作業量に比例し、そのほとんどはわずかな利益しか生まない90%の膨大な作業から生じる。
・5万ドルの取引と500万ドルの取引のコストはあまり変わらない。100倍はかからない。
・売れない製品の設計も売れる製品の設計もコストは同じ。
・労務費は生産高ではなく時間にかかわるコスト。
・利益は利幅に回転率をかけたもの。
・事業は作業のシステムである。