今週開催するセミナー準備やら、突発的な相談ごと等への対応で、ブログに間を空けてしまいました。
年末になって静岡県西部エリアはますます不況色が強くなってきたような気がします。
こうした不安定な状況をドラッカーは『乱気流時代』と名付けています。
・われわれが直面している時代は『乱気流時代』である
・過去の趨勢にもとづいたプランニングは無効である
・新しい出来事に向けて態勢を整えておくことはできる
これが1980年にドラッカーが述べた内容です。
ドラッカー信奉者であるマーケティング理論家のコトラーは、
・好景気と不況が順番にやってくる時代は終わった
・予想外の大きな衝撃が以前より高い頻度で起きる
・リスクと不確実性はかつてないほど増えている
・絶え間ない乱気流と、いっそうのカオスが進行する時代
・企業の脆さを最小限に抑え、機会を生かすことが求められる
と、ドラッカー理論の精緻化をおこなっています。
これは2009年のことで、時代が30年隔たりがありますから、やはりコトラーの方がしっくりきますね。
両者に共通するのは、時代が厳しくてもやれることはあると考えていることです。
打ち手が全くないと認めることは、自身が淘汰されることを甘んじて受けることになってしまいますから、当然こう考えなくてはならないわけですね。