週刊ダイヤモンドに、日本初の「掃除小説」なるものの試読版がついていました。
志賀内泰弘氏の『なぜ「そうじ」をすると人生が変わるのか?」がベースとなっているようです。
骨子は、掃除をすると色々と気づくようになり、それが仕事上の気づきとなるということです。
これは当社の2S直角平行のコンセプトと同じであり、ざっと読んだ程度ですが、納得性がありました。
ちなみにお掃除重視で有名な2人の経営者の推薦の言葉が載っていたのでご紹介します。
イエローハット創業者・鍵山秀三郎
「ゴミを拾っていたら縁も一緒に拾っていた。その縁が運を開いてくれた。」
カレーハウスCOCO壱番屋創業者・宗次徳二
「掃除をやり続ければ人生が変わる。」
両者の言い分はいかにも東洋的です。しかし、私は掃除と成果との間にうまく説明できる論理があると考えています。
掃除、つまり環境整備と業績との相関関係は現場レベルではかなり信じられています。しかし、経営理論としては全く手つかずの領域なのです。
学問としての経営学の問題点は、経営者で共有されている常識の理論化すら行われていない部分が多々あることです。
当社では『2S直角平行』を切り口に掃除の理論化を進めていきたいと思っています。