ここでは、「頭を使っていない。考えていない」アクションをWhat型思考と位置づけ、
「良く考えた」アクションをWhy型思考と位置づけています。
What型思考の人は、目にしたもの、耳にしたことをうのみにして思考停止状態のまま行動します。
具体的には
- 上司に言われたことをそのまま実行するだけ。一切応用が利かない
- お客様の要望をそのまま聞くだけ、何の疑いもなく実行する
- 誰かがいった話をそのまま写しただけの報告書を作る
- 規則やマニュアルをそのまま守ることだけが正しいと信じている
- 「前と同じ」にやればすべて安全だと考えている。
といった判断・行動をする人がそれに該当するといいます。
しかし、最近では環境が激変し、こうしたWhat型思考が通用しなくなったといいます。
現在は、「正解のない」「先が読めない」になったのであり、黙っていても仕事が来る成長の時代から、自分で仕事を作り出すことが求められる時代となったといいます。
こうした時代に合うのが、常に考え抜いたアクションを行うWhy型思考の社員であるというわけです。
今となっては当たり前の話ですが、2つの類型をうまくネーミングしていると思います。
ドラッカーのコスト管理論を現在の乱気流時代に応用して考えると、既存の仕事の効率性を最大化し、資源(特に時間)の余裕を生み出し、それを将来の成果につながる分母を作り出す行動(次々と「打ち手」を出し続けること)を行うことがWhy型思考に当たるのではないかと思います。
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