する必要のまったくない仕事、時間の浪費である仕事を見つけ、捨てなければならない。
すべての仕事について、まったくしなかったならば何が起こるかを考えればよい。
何も起こらないが答えであるならば、その仕事はただちにやめるべきである。
『経営者の条件』より
ルーティーンワークは、もはやそれが何のために行われているのかを検討することなく行われていることがよくあります。
それを始めた当初には意味があったことでも、状況が変化すると意味を失う場合がよくあります。
ドラッカーのコスト管理論に「コスト予防」という概念があります。
コストが浪費に代わる前に、予防するというのが単純な意味ですが、これはタイムマネジメントと関係しています。
意味あるコストが浪費に変わるのは環境が変わったためです。
ですからコストはほおっておくといつか浪費になってしまうものなのです。
浪費になる前に予防するというのがコスト管理論の原則なのです。
それをタイムマネジメントに当てはめてみると、意味を失った仕事を止めるということになるわけです。