2010年10月7日木曜日

タイムマネジメント-スピードは価値

先週、3回に分けて紹介した「東大卒でも赤字社員、中卒でも黒字社員」はなかなかインパクトがあったようで、そこをプリントアウトして管理者に周知させたというご連絡をいただきました。


成果を上げるビジネスパーソンの基本的な構えは常に採算を考えているということです


ビジネスとは資源を投入して成果を得る活動ですが、その最も重要な資源であるヒトを投入するとは時間を投入することに他なりません。


ですから生産性の指標は、時間当たりの成果ということになるわけです。

ちなみに「東大卒でも~」には黒字社員か赤字社員かをチェックするテストがついていましたのでご紹介しておきます。

1、「かなり」や「少し」といった言葉をよく使う
2、「業界別・給料全比較」などの特集雑誌に目がない。
3、「会計本」は読んだが仕事への活かし方が分からない。
4、仕事は気分が乗ったものから取り掛かる。
5、会議では自ら発言することはほとんどない。

6、根拠はないが自分の会社はつぶれないと思う。
7、どんくさい新人は辞めればいいと思う。
8、自分の給与なら「会社の売上がいくら必要なのか」を知らない。
9、自社のビジネスモデルが答えられない。
10、会社の利益を上げる方法を10個答えられない。

0~1=人財 2~4=人材 5~7=人在 8以上=人罪  ということだそうです。




先日のタイムマネジメントの検討では、成果を生む時間は3分の1、その準備に3分の1、ロスが3分の1ぐらいとみなすという基準を出しました。


タナベ経営の『問題解決の5S』には、営業マンの場合、就業時間の中で付加価値を生む唯一の活動である商談の時間が平均10%を切る企業は赤字であり、黒字企業なら商談時間が15~20%程度あると書いてあります。


中には短い時間で手際よく受注をとる営業マンもいるのでしょうが、やはり商談時間の長さと成果は平均的には比例すると考えるべきでしょう。


事務処理時間と移動時間の無駄を圧縮できれば成果を上げる時間が増えることは間違いありませんから。


すると、こうした最も成果の上がる時間をどのようにひねり出すかが日常業務における勝負ポイントになるというわけです。