ドラッカーは「成果をあげられない人の方が多くの時間働いている」といっています。
成果の上がらない人の特徴は次の通りです。
① 一つの仕事に必要な時間を過小評価する
すべてがうまくいくものと楽観視する。しかし、うまくいくものなど一つもない。
予期しないことが常に起きる。だから余裕を見なければならない。
② 急ごうとする
成果をあげる者は時間と競争しない。ゆっくり進む。
③ 同時にいくつかのことをする
そのため同時に手掛けている仕事のどれひとつにもまとまった時間が割けない。
どれか一つが問題にぶつかるとすべてがストップする。
ごもっともな話です。
‥したがって、自らの時間とエネルギー、そして組織全体の時間とエネルギーを一つのことに集中する。
最も重要なことを最初に行うべく集中する。
『経営者の条件』より
(浅沼 宏和)