ヤフーのトップページのコラムに「会議の時給」という話が出ていました。
たとえば5人で1時間の会議をする場合、
参加者の平均年収が500万円で年間の勤務時間が約2500時間(残業含)とすると、時給換算で約2000円になると想定されていました。
それが5人分ですから2000円×5(人)=10,000円ということになります。
つまりこの事例では1時間の会議には1万円のコストがかかっていることになります。
ですからコスト意識を持ちましょうといった趣旨のコラムです。
これはできるビジネスパーソンにとっては当たり前の話です。
以前に書評を書いた「東大卒でも赤字社員 高卒でも黒字社員」の中にもだいたい同じ内容の話が書いてありました。
私は企業研修などを行う場合、参加人数と推定平均時給を計算して参加者側が投入しているコストを考えるようにしています。
そうすると100人ぐらいで3時間研修をしますと60~70万円になります。
これは人件費だけの話で、他に私の講師料や諸経費等が加算されますので場合によっては100万円近くになってしまいます。
このように考えると研修講師としての責任の重さを痛感できますし、事前準備にも馬力が入るので必ず計算するようにしています。
ビジネス上のあらゆる活動にはコストがかかっています。
そのコストは人数、投入時間、推定時給の掛け算に諸経費を足すと簡単にわかります。
時間に対する意識があるとないとでは成果に大差がつくと思います。
時間をかけた場合には必ず簡易コスト計算をするとよいでしょう。