2010年6月25日金曜日

ユニクロの経営理念16~23条

十六条 商品そのものよりも企業姿勢を買ってもらう、感受性の鋭い、物事の表面よりも本質を追究する経営

・われわれが「できる」ことはライバルも「できる」。
・差は「企業姿勢」で生じる。企業姿勢は一番重要だ。
・企業姿勢には会社の基本スタンスのすべてが含まれる。それらがすべて一貫していることが望ましい。
・社員全員がいつでも感受性を研ぎ澄ませていること。


十七条 いつもプラス発想し、先行投資し、未来に希望を持ち、活性化する経営

・経営には現在と未来しかない。過去を振り返るより、将来に向かって努力することのほうが大事。
・人間には二通りの人がいる。いつも未来を見ている人といつも昔を振り返る人。


十八条 明確な目標、目的、コンセプトを全社、チーム、個人がもつ経営

・明確な目標、目的、コンセプトを持っているかいないかで10年たったら100倍の違いが出る。
・多くの人はボヤっとしたものしかもっていない。それでは何も成果を得られず、達成感もない。


十九条 自社の事業、自分の仕事について最高レベルの倫理を追究する経営

・個々の仕事が「最高のレベル」でないと会社は続かない。
・昔から、中小・零細企業はモラルが低くて倒産する例が多かった。



二十条 自分が自分に対して最大の批判者になり、自分の行動と姿勢を改革する自己革新力のある経営

・「自己革新力」のない企業は長続きしない。
・「自分が自分の最大の批判者」になっている人は少ない。
・「ひょっとして自分は間違っているのではないか」と思わないと大きな失敗をする。


二十一条 人種、国籍、年齢、男女等あらゆる差別をなくす経営


二十二条 相乗効果のある新規事業を開発し、その分野でNo.1になる経営

・今のユニクロ(2003年12月)はできていない。
・ユニクロはベーシックカジュアルという一部の分野でしか活動していない。


二十三条 仕事をするために組織があり、顧客の要望にこたえるために社員、取引先があることを徹底認識した壁のないプロジェクト主義の経営

・大企業病脱却のためにかかげた条文。
・会社は、ビジネスチャンスがあって、ヒト・モノ・カネが集まってきて、その中で顧客の要望にこたえ、収益を上げるためにつくる。
・仕事をするために組織がある。社員も取引先も最終的に顧客の要望にこたえられなければ仕事をする必要はない。
・一つ状況が変わったら根本的に組織・仕事を変える。同じことを永遠にやっていたら会社はつぶれる。