五条 社員ひとりひとりが自活し、自省し、柔軟な組織の中で個人ひとりひとりの尊重とチームワークを最重視する経営
・「自活」とは一人前になること。それは「どこの会社に行っても食べていける」こと。
・「自省」とは計画し、実行し、反省し、次の行動を活かす。そういうサイクルを自分でまわしていくこと。
・チームで仕事する場合、マンネリ化・硬直化・形式化・表面主義が問題となる。各人が自活し、自省する必要がある。
・自活か、自省か、どちらかが抜けていると組織は硬直化する。
・個人プレーを優先する人がいる、逆に自分で考えないで上司にすべての判断を仰ぐ人もいる。これは両方ともダメな人。
六条 世界中の才能を活用し、自社独自のIDを確立し、若者支持率No.1の商品、業態を開発する。真に国際化できる経営。
・日本のような国は国境を作ってはいけない。社員も海外で活躍しようと思わないといけない。
・自社独自のアイデンティティが大切。「去年これをやったから」「他社がこういうことをやっているから」。こんなことでは会社はつぶれる。
・一つ一つの行動・事象で差別化できない限り、会社は成長しない。「同質化=死」と考えるべき。
・「商品」「業態」は自らが開発するもの。毎年変えていかなければならない。
七条 唯一、顧客との直接接点が商品と売り場であることを徹底認識した。商品・売り場中心の経営。
・経理・財務・人事の仕事であっても、自分が商品や売り場にどのように貢献できるのか、を考えなければその仕事はうまくいくはずがない。
・お客様にとって全く効果のない仕事は無意味。
八条 全社最適、全社員一致協力、全部門連動体制の経営
・自部門の都合だけを優先して考えることは、絶対にしてはならない。
・人間が増えれば増えるほど、自部署の都合で仕事をしないことが大切。
九条 スピード、やる気、革新、実行力の経営
・この四項目は小さくてよい企業の特徴。
・社員は全員自分が経営者と思わなければならない。
・企業は環境変化とともに自己改革しなければ生き残れない。
・去年と同じことをやったら成果はおそらく去年の3分の1