‥いつの間にか「会社に勤める」のが当たり前になり、会社がそこにあることを前提に「惰性で」仕事をするようになる。
自分は何のために会社で仕事をしているのかという原点を忘れてしまう。
そうならないためにも明確な理念が必要なのだ。
‥店を開けていればお客様は来て当然、売れるのは当然と考えるのは間違いで、お客様の要望にこたえないと売れないし、店も繁盛しない。
そして、去年と同じことをやっていたら、お客様はどんどん減っていく。
要望にこたえてお客様を作り出していかなければならないのだ。
‥今までと同じものであれば誰も評価してくれない。世の中に役立つような商売をやらないと収益は上がらない。
(柳井正『一勝九敗』より)
あまりにも当たり前のことです。
しかし、9割の企業では当たり前ではありません。
現在の企業環境で売上の伸び悩みを目の前にしながら、以前のやり方を変えないという人が9割です。
柳井氏ほどの厳しい視点を持つ経営者の下でも「うちの店長で知識労働者といえるのは1割ぐらい」だそうですから、その他の企業では推して知るべしです。