2011年3月4日金曜日

根来教授の差別化システム図

早稲田大学の根来龍之教授は、マイケル・ポーターの活動システム図とバランススコアカードの戦略マップを融合させて差別化システム図という概念を提起しました。

これはとてもわかりやすいコンセプトです。



ちょっとボケて見にくくなってしまっていますが、昨日の活動システム図と比べると3層構造になっていることで、論理が見えやすくなっています。


差別化という成果を活動が支えており、活動は資源の強みによって支えられているという図式です。




この3層構造の関係性の強さが戦略の強さにつながるというのが根来教授の考えです。

この図式の良いところは、シンプルかつ実用的であるということです。

複雑さがないため比較的小さい会社でも使えるわけです。


この図式を発展させるとドラッカーの経営戦略論を図式化できるというのが私の考えです。



(浅沼 宏和)