自らの成長のために最も優先すべきは、卓越性の追求である。
そこから充実と自信が生まれる。
能力は仕事の質を変えるだけでなく、人間そのものを変えるがゆえに重大な意味を持つ。
『非営利組織の経営』より
卓越性とは抜きんでた実力のことです。
ビジネスパーソンの場合、同業者がうなるレベルの仕事振りかどうかが卓越性の基準であると考えています。
現在のように経済の成長力の乏しい時代において、企業も人も勝ち組は2割以下で、8割は負け組に分類されると思います。
少なくとも同業者が唸るレベルの実力があれば、上位2割程度には入っているでしょう。
「平均的な実力」とは負け組に入っていることを意味すると考えなければなりません。
どれほど厳しい時代になっても卓越した実力があれば、生き残る確率は増えるはずです。
また、そのような卓越性を追求する姿勢は人間そのものを変える、つまり成長させる原動力となるとドラッカーは考えていました。