リーダーたる第三の要件は信頼が得られることである。
‥そもそもリーダーに関する唯一の定義は、つき従う者がいるということである。
信頼するということはリーダーを好きになることではない。常に同意できるということでもない。
リーダーの言うことが真意であると確信を持てることである。
それは真摯さという誠に古臭いものに対する確信である。
リーダーが公言する信念とその行動は一致しなければならない。
‥もうひとつ、古くから明らかになっていることとして、リーダーシップは賢さに支えられるものではない。一貫性に支えられるものである。
『経営者の条件』より
ということです。
つまりカリスマ性がなく、好かれていない有能なリーダーがありうるということです。
リーダーは、リーダーシップを具体的な仕事とみて、責任を強く自覚し、一貫性のある真摯な姿勢をもつ必要があるのです。
(浅沼 宏和)