2012年2月3日金曜日

◆マイケル・ポーター入門書を刊行します

史上最強の経営戦略家として名高いハーバード大教授のマイケル・ポーターの入門書を刊行します。

マイケル・ポーター
出版社は、去年に「世界一やさしいドラッカーの教科書」を刊行したぱる出版です。


http://pal-pub.jp/new.php


ドラッカー本の企画を進めていくさなかで、次はポーターでという話になり、前回の本から9か月後に「世界一やさしい~」の第二弾を出すことができることになりました。


マイケル・ポーターは1980年代にスーパースターになった人で、当時のほとんどのコンサルティング会社はポーターの理論をツールに使っていたほどです。

有名な5つの競争要因
その後、「ポーター理論は静態的で、現実の変化に対応していない」といった批判などを受けて、大ブームといった状況は収まりました。


しかし、今、日本でひそかにマイケル・ポーターの再評価が進んでいるのです。

一番のきっかけとなったのは、ワタミフードサービスの渡邊美樹氏がNHKの番組で自身の「座右の書」として紹介したことです。

ワタミの渡邊美樹氏
その影響で、専門書の中でもとりわけ高価なポーターの本が売れるといった事態が起きたのです。

星野リゾートの星野よしはる社長もポーターを愛読しているようですね。

おかげで私も大人物の理論をまとめる機会を得ることができました。

マイケル・ポーターはとても分析的でロジカルな体系を提示している人ですので、なるべく元の思想をそのまま伝えるように苦心しました。


あの壮大な理論体系を192ページのビジネス書に押し込むことはとても難しく、削り場所を選ぶのに四苦八苦しました。


「この一冊を読めばポーター理論の基本的な部分がすべてわかる」ことを目標としています。

その通りになるといいのですが。



(浅沼 宏和)