重茂氏の著作の検討です。
仕事は緊急なものからとりかかる。重要度は関係ない。
この原則はドラッカーの時間論とは対極に見えます。
しかし、私は雑務をかたずけて、まとまった時間を生み出すための原則としてとらえればよいのではないかと思います。
スケジュールに予備時間は必要ない。
最初から、予備時間を想定するような仕事ぶりでは仕事の能力が低下するということです。
これは傾聴に値する原則です。なにせ仕事は量をこなすのがまず基本ですから。
1週間、1か月のダンドリは人と会う仕事を軸に組んでいく。
デスクワークの段取りは1日単位で考えて、人に会うダンドリを少し長いスパンで決めてそれを前提に動くということです。
ダンドリは変化するものと心得る。完璧主義ではいけない。
デスクワークは1日単位、人と会うことは週、月単位で考えるだけです。後は大まかな流れや外せないポイントだけを決めて、状況に応じて即断するやり方がよいと述べられています。
私も同感です。
(浅沼 宏和)