『人生に失敗する18の錯覚』加藤英明・岡田克彦著、講談社、2010年
まだ読んでいないので書評は書けませんが、面白そうな本なのでそのうち読んでみたいと思っています。
人生に失敗をもたらす錯覚として次のような原則を紹介しているそうです。
運による結果を努力による実力と錯覚する。
みんなと同じ行動をとる群衆心理に陥ると、自分の誤りに気づかなくなる。
同じ事件のニュースを繰り返し聞かされていると、同じような事件がいつも起きているような気がしてくる。
人間は合理的に行動しない。たとえば投資家は気分に左右されて投資の意思決定をしている。
損失を回避したいという強い思い込みが、かえって損失を大きくする。
成功すれば自分に能力があった、失敗すると運が悪かったと自分に都合よく考える。
自分で考える習慣を忘れ、全面的に専門家の意見に頼ってしまう。
などです。
「なるほど!」という感じのものも多そうです。
この本は行動経済学という新しい経済学をベースにしています。
私は行動経済学にはここ数年強い関心を持っていますので、後日、本書を読んだらまた書評を書きたいと思います。
(浅沼 宏和)