仕事術の本は数多くありますが、アデコの社長であった重茂 達(おもいとおる)氏の『ダンドリの手帳』は、なかなか良いことが書いてあります。
これから折に触れてご紹介していきたいと思います。
タイムマネジメントだけでは時間に追われる。「想像」「準備」「対応」を
想像・準備・対応がダンドリの基礎というのが筆者の考えです。
展開を想像し、望む結果のために準備し、想定外のことに対応するのが仕事の基本ということです。
ダンドリが下手な人は、一つの経路しか想定していないため、予想外のことが起きるとパニックになり息詰まります。
その他の原則もあげておきます。
●仕事は発生した順番に手をつける
仕事を後回しにすると効率を損なう。
●その日の仕事はその日のうちに。決して持ちこさない。
極限まで自分を追い込んでこそ、本気でダンドリ改善に取り組める。
●仕事を効率化するだけではアウトプットは増やせない。
目標はアウトプットを増やすこと。そうすることでダンドリの技術が磨かれる。
絶え間ない努力だけが人を成長させる。
●とにかく量をこなそう。
「拙くても早い仕事か、質が高いが遅い仕事か」で悩む人は仕事の量が足りていない。
(浅沼 宏和)