「技術者は10年で陳腐化する」とはよく耳にするところである。
もしそうであるならば、マネジメントにとってこれ以上に恥ずかしいことはない。
技術者が陳腐化するなどということはあってはならないことである。
知識とスキルの向上は、日々の仕事の中に組み込んでおかなければならない。
『マネジメント』より
これは仕事に責任をもたせるうえで継続学習の大切さを強調している部分の記述です。
継続学習とはスキルの向上以上の本質的な部分での成果の上げ方に関する能力アップのことです。
継続学習によって ①イノベーションへの抵抗がなくなる ②能力が陳腐化する危険がなくなる とドラッカーは言っています。
学習するという要素がない仕事を10年続けるとビジネスマンとしては使い物にならなくなってしまいます。
そして、そのような社員を産み出してしまうことは経営者の恥ということなのです。
(浅沼 宏和)