‥最高の戦略計画であっても、仕事に具体化されなければ、よき意図に過ぎない。
成果は組織の中の有能な人材を具体的な仕事に割り当てることによって決まる。
戦略計画は、将来において成果を生むべき活動に割り当てて、初めて意味を持つ。
さもなければ、約束と希望はあっても戦略計画は存在しない。
『マネジメント』より
ドラッカーは、戦略は実行に移す段階が一番大変で時間がかかるとも言っています。
だいたい「計画倒れ」という言い回しがまかり通っていることからも実行の困難さは周知のことですが。
実行に移すための要になるのが最重要資源であるヒトを、どう生かすのか、という問題なのです。
(浅沼 宏和)