管理手段が適用できるのは、定型的なプロセスだけである。
管理は例外を見分けなければならないが、それらの例外を処理することはできない。
管理は、例外によって全プロセスが邪魔されないようにするだけである。
『マネジメント』より
管理の本質が例外の発見であるということは、すべての仕事はプロセスが明確にならないといけないということです。
プロセスとは宇宙の混沌を秩序だて、現象、活動、問題、状況を定型化し、個別の決定を不要にするためのものである。
‥例外はなくせない。しかし、生産のプロセスからなくすことはできる。
それぞれ例外として別個に処理することはできる。
だが、管理に例外を処理させようとするならば、仕事のプロセスも管理のシステムも、ともに不調となる。
『マネジメント』より
私はドラッカーの、仕事、管理、プロセス、例外、といった言葉の意味をよく考えることが業務品質を上げ、付加価値を創造することにとても役立つと思っています。
セミナーでもこの部分については特に慎重に扱うようにしています。
(浅沼 宏和)