2011年6月29日水曜日

「世界一やさしいドラッカーの教科書」⑫-よい人間関係

ドラッカーのマネジメントとは「成果をあげるために行動すること」です。   

ですから、よい人間関係の意味も「成果のあがる人間関係」のことになります。

成果があがっていないのであれば「和気あいあいとした楽しい人間関係」不毛な関係でしかないというのがドラッカーの考えです。

組織やチームはミッションの実現という最大の成果を目指してヒトが集まっています。

ですから、「成果はあがっていないが、人間関係は良好である」というのは言葉の矛盾なのです。

「機械の調子は最高だが、毎日故障するので使えない」といっているのと変わらないのです。

すべては成果との関係から考えるのが基本です。

良い人間関係とは、成果のあがる人間関係のことです。



(浅沼 宏和)