ドラッカーは継続的な学習を重視していました。
個人についてもそうですし、会社等の組織全体についても同じように考えていました。
個人の場合、継続的な学習は責任を自覚することで自発的にやるべきものとされています。
ドラッカーの仕事論では個人は全力を尽くすものとされています。
その意味は単にその場であらん限りの力を振り絞ることの他に、力を発揮する能力を高めておくということも含まれています。これが継続的学習の必要性です。
また、責任の自覚に基づいて学習していくことは人格面を向上させることになり、人間としての重みも加わってくると考えていました。
ドラッカーは 能力開発 + 人格形成 = 自己開発 であり、その中心にあるのが責任と考えたのです。
(浅沼 宏和)