拙著「世界一やさしいドラッカーの教科書」(ぱる出版、定価1,500円+税)のコンセプトは「社長が社員に読ませたくなる」というものです。
すべてのビジネスパーソンには成果が求められています。
ドラッカーのマネジメント論の定義は「成果をあげるために行動すること」です。
ですからすべてのビジネスパーソンはマネジメントの基本を身につけていなければならないことになるのです。
ビジネスパーソンは具体的な仕事のやり方の他に、成果をあげるために必要な基本行動を教えてもらう機会はあまり多くないと思います。
本書はそういったニーズに応えられるようにまとめました。
ビジネスパーソンの正しい構え方入門といった感じでしょうか
ドラッカーのマネジメント論のすごいところは、成果をあげる基本原則について業種・時代・地域や国を問わないところです。
ドラッカーのマネジメントの基本を押さえたうえで個別の技術や知識を身につけることで、ビジネスパーソンとしてより大きくなれるのではないかと思います。
そうした原則を生来の勘の良さで身につけている方も多いと思いますが、圧倒的多数は教えてもらわない限り、そうしたことが身につかないと思うのです。
本書はおそらく経営者の方が読むと「その通り!」と思うはずです。「社員がこの通りに行動してもらえたらどんなに良いだろう」と感じられると思います。
ですから本書のコンセプトは「社長が社員に読ませたくなる」なのです。
文体も限界ギリギリまでやさしくしました。
高校生でも読めるぐらいのイメージにしたのは幅広い読者層をターゲットにしたからです。
これは編集者さんからのアドバイスでした。
(浅沼 宏和)