ここまでのまとめからしても本書はレベルが高いです。
著者のピティーノ氏がNBAでトップ中のトップである以上、当然といえば当然ですが。
スポーツ界の著名人は、例外なくNO.1を目指しています。ですからそこで結果を出している人はやはり違うところがあります。
しかし、ピティーノ氏の場合、その発言はそのままビジネス界で応用できるものばかりです。
ビジネス界の場合は、すべての人がNO.1を目指しているわけではないので、成果を上げる本質的な原則が見えにくくなっています。
・間違った習慣では向上しない。悪い習慣を繰り返せば、目的達成の障害になり、成功を収めることができなくなる。
・悪い習慣とは自分の利益にならない習慣。
・職場における悪い習慣
①注意力が散漫。 :私用電話、ダラダラして生産性を落とすなど
②開き直る :反省しない
③時間通りに出勤する :始業時間は本気モードに入る時間
④無駄話をする :時間と労力の無駄
⑤私生活を職場に持ち込む。 :集中力を失う
・仕事のプロは集中力を乱さない。気分のむらがなく、いつも高いレベルで働くことができる。
・記憶に頼らず、すべてのことを書きとめる。
・もし、一日を充実させたいなら意思と規律が必要になる。毎日計画性を持ち、具体的な目標を設定しなければならない。
・すがすがしい気分で仕事をするコツ。後回しにしたくなることを真っ先にする。
・普段から体を鍛えておく。35歳以上の年齢になるとエネルギッシュに見えなくなる。そうではないことを自分で証明しなければならない。
・第一印象を良くする。身なりは自己イメージの表れ。人々がそれをもとにあなたを判断することを忘れてはならない。
・あなたが目指すべきことはすばらしい第一印象を持ってもらうこと。自身の個性を出すと同時に、規律に従っているという印象を与えるよう努力すべき。
・ぶっつけ本番では成功はおぼつかない。オフのときでも勉強して準備しておかなければならない。
・相手のことはよく知っておく。知らない人と仕事をするときは噂で判断するのではなく、綿密に調査しなければならない。