序章を中心にまとめています。
・成果をあげるには、アクションプランを理解してもらい、情報ニーズを理解してもらわなければならない。
ドラッカーのコミュニケーション論の本質を表すことばです。
・問題の処理では、それがいかに重大なものであろうとも、成果がもたらされるわけではない。損害を防ぐだけである。成果は機会から生まれる。
ここから仕事の優先順位として、「緊急ではないが重要なもの」が上位にくることが導かれます。
「緊急かつ重要なもの」は問題ないし、過去の意思決定が現状に合わなくなることによって生じるものだからです。
・一流の人材に、問題ではなく機会を担当させなければならない。
・成果をあげるには会議の生産性をあげなければならない。もちろん会議は懇談の場ではなく仕事の場としなければならない。
会議についてのビジネス書の走りはドラッカーです。
・トップが権威をもちうるのは、自らのニーズと機会ではなく、組織のニーズと機会を考えるからである。
・成果をあげることは習慣である。
この部分は、原語が Effectiveness is a discipline. となっています。
私なら 実践とは規律である と訳します。
原語と対比しながら読んでいくと、イメージが違ってきます。
これからは原語を意識しながら検討していきたいと思います。
(浅沼 宏和)