・あなたが戦略を持たなければ、競争相手があなたを追い落とすための戦略をつくる。
あなたは守勢に立たされ、やむなく目的と結びつかない戦略にあわてて集中することになる。
戦略はあなたが先に作らなければならない。・価値があるのはうまくいっていることを分析し、それをもとにさらに成功することだ。
・マーケティングは月単位で行うのが望ましい。
・そもそもビジネスはなるべく短い時間単位で行うべきものだ。週単位なら完璧とは言わないまでも、価値ある情報が得られる。
・やることなすことで的確で正しい人などいない。
・未来へ進むには、状況は変化する(完璧な計画などない)という事実を受け入れ、学習と改善を繰り返していかなければならない。
・ブランドを創る理由は、消費者に商品の望ましい特質を伝えることにほかならない。
・なぜ、その商品が好きなのかを常に顧客に思い出させ、買う理由を与え続けなければならない。毎日買ってほしければ毎日マーケティングしなければならない。毎月買ってほしければ毎月マーケティングをしなければならない。
・ブランディングのただ一つの目的は、市場で自社商品を差別化し、消費者にこの商品は他と違う、他より優れている、特別である、と思わせること。
・差別化こそが重要である。同質化には意味がない。
・名前、期待、差別化-これがブランディングである。
・ブランドの再定義が何度も必要なもう一つの理由は、何か新しいことをすると、すぐにマネされることである。
・くり返すが、すべての始まりは戦略である。市場を支配するための戦略をまず立て、その戦略に沿った商品イメージを創る。
・最も重要なイメージは5つ 、5つのイメージをうまく組み合わせるとブランド全体のイメージが生まれる。
①商標イメージ :ブランドの本質、核心
②商品イメージ :商品の特性と直結
③関連イメージ :ブランドの全体戦略に沿うか
④利用者イメージ :どんな人が好み、使っているか
⑤利用イメージ :どのように消費されているか
・「消費者に何を約束するか」を正確に定めることは極めて重要だ。顧客に期待させることは、確実に果たせることにとどめるべきだ。
・競争市場で自分の守りたい領域を決めなければ、競争相手に無理やり決められてしまうだろう。
・競争相手のポジショニングをしかけるとは、市場のルールを決めることだ。それには優れた価値といったものを定義しなおすこと。
・競争相手のポジショニングとは、可能な限り競争相手をひとつの特質に押し込め、自分の特質を拡大すること。
・企業がすることは、すべてブランドに影響する。「あらゆることが伝わる」と肝に銘じておくように。
(浅沼 宏和)