マネジャーの目標設定に関するドラッカーの記述です。
「お偉方」から、生産現場の職長や事務長に至るまで、マネジャーはみな明確な目標を持たなくてはならない。
さもなければ、混乱が生じるのは目に見えている。
目標には、配下のチームがどのような業績を目指すかも、盛り込むべきである。
‥つまり、初めからチームの成果とチームワークに重点を置くべきなのだ。
目標は常に、会社のゴールをもとに決めなければならない。
‥マネジャーはみな、すべての事業分野における会社の目標達成を支えるために、自分がどれだけ貢献するかを明確に示すべきである。
ドラッカーの目標による管理の基本的な考え方です。
ドラッカーはガチガチな制度ではなく、制度の不備を各人の貢献意識で補うような考え方を持っているように思われます。
それがよかったのかどうかは組織の成果によって判断できるということです。
(浅沼 宏和)