『マネジメント』の記述です。
事業の目的とミッションについての定義は、目標として具体化しなければならない。
そのうえで、目標について次のように説明しています。
① 目標はミッションを実現するための決意であり、成果を評価するための基準である。
② 目標とは行動のためのものである。
③ 目標とは、資源と行動の集中を可能にするものである。
④ 目標とは一つではなく複数のものである。
⑤ 目標とは、事業の成否にかかわる領域すべてについて必要である。
ドラッカーは、目標の内容は事業によって異なるというものの、目標を設定すべき領域はあらゆる事業に共通すると考えていました。
事業の成否を左右する要素は、どんな組織であっても同じだからです。
そこから私は戦略シートの構想を考え付いたわけです。
(浅沼 宏和)