良い本はわかりやすく、知的好奇心を刺激する。
良い本は自分の世界を広げてくれる。
一流の人が書いた一流の本を読み、一番良いところを吸収する。・勉強をせずに人生を生きるのは無免許運転と同じ
すべての順境・逆境を経験できる人はいない。だからこそ、色々な人を見たり、本を読んだりして「勉強」しなければならない。
毎日生きていても、勉強しなければ人生の本質はわからない。
・同じやるなら徹底してやる
徹底的にやらなければ分からないことがある。
徹底的にやることは成長するためのキーワード。
徹底してやるとは自分の持つ力を100%出すこと。
ひとつのことを徹底してできる人は、また別のことも徹底して極めていくことができる。
・「自分はバカだ」と言える人が一流になる
悔しさや反発だけでは大きな成長は生まれない。
それ以上に伸びたいと思ったら、謙虚に省みて自分が足りないことを認め、どこをどう補えばよいか反省しなければならない。
・「思い入れ」が「思いこみ」になると失敗する
思い入れと思いこみはよく似ているようで全く違う。
思い込みは捨てて、つねに世の中の視点で見ることが大切。
・一番高い山の頂のさらに上を目指す
人間は神ではないのでどんな努力をしても100%完璧ではない。
逆に言うと、自分は完璧だと思った瞬間に間違いを犯す、もしくは成長が止まる。
一番高い山の頂のさらに上を目指すことで発展する。
常にバカになってベストを尽くす。完璧にはなりえないが完璧を目指す。
・月間目標を立てると人生の目標を見つけやすくなる
毎月、1日目に月間目標を立てる。
仕事の本質を勉強する目標とプライベートな目標の二つが特に大切。
月間目標を毎月立てているうちに人生の長い目標が見つかる。
以上でまとめを終わります。
今回の本では小宮一慶氏は自身がドラッカーの影響を強く受けていることを認めています。
私の知る限り、小宮氏の著書でこうしたことを書いていあるのは初めてのような気がします。
また、本書は論語的な主張が多く見られ、小宮氏のスタンスの変化の兆しを感じます。
人生訓や辻説法的なにおいが強まった気がします。
私は小宮氏の以前のスタンスの方がより好ましく思われます。
(浅沼 宏和)