仕事を計画する上で優先順位をきちんと決めることの重要性をドラッカーは指摘しています。
少し長くなりますが『経営者の条件』の中で該当する箇所を挙げてみます。
‥彼は日常業務に追われ続ける。
‥断固たる行動をもって変えない限り、日常の仕事の流れが彼の関心と行動を決定してしまう。
‥日常の仕事の流れに身を任せたまま、何を取り上げ、何を行うかを決定していたのでは、それら日常の仕事に自らを埋没させることになる。
要するに日常業務が流れに身を任せるものであってはならない、意識的に成果に取り組む要素がなければならないということです。
最もそうした意識を持って仕事に取り組んだ時点で、それはもはや「日常業務」ではなくなっているのでしょうけれど。
ドラッカーの日常業務の説明は優先順位を決定する「緊急よりも重要を選ぶ」という原則の意味を理解する鍵になります。
(浅沼宏和)
ドラッカーの日常業務の説明は優先順位を決定する「緊急よりも重要を選ぶ」という原則の意味を理解する鍵になります。
(浅沼宏和)