2011年9月14日水曜日

ドラッカーのリーダーシップ論―戦略的プランニングの考え方

ドラッカーが戦略的プランニングについて重要な要素と考えるのは次の通りです。

・途切れることのないプロセスである。

・現時点で行う、リスクを取る決定を含んでいる。

・将来起こりうる可能性―考えられること―の最大限の知識に基づいて意思決定している。

・決定を実行するための取り組みは、系統立てて組織化しなくてはならない。

・取り組みとともにフィードバックもまた系統立てて組織化する必要がある。


アイゼンハワーが「プランには意味がなく、プランニングがすべてだ」といっているのは、戦略が静態的なものではなく、動態的なプロセスであるからです。

事業環境の変化の多様な可能性や、事業そのものと環境変化をどう想定したかを記録しておけば、事を大局的に見ることができるようになり、リスクを避けると同時に容易にかつ優位に好機をとらえることが可能になります。


(浅沼 宏和)